予防歯科PREVENT
予防の重要性

虫歯や歯周病は、悪くなっては治療をするということを繰り返すことで、少しずつ歯や歯肉にダメージが蓄積されていきます。
定期的に口腔内をチェックすることで、進行する前に規模の小さい治療で済みますし、プロによる歯みがき指導によってそもそも発症することを防ぐことができます。
また、身体への負担はもちろん、難しい治療を行う場合には治療に費やす期間は長くなり費用も大きくなりがちです。日頃からきちんと予防することで医療費の節約にもなります。
健診のメリット~大人の方へ~
虫歯や歯周病などの早期発見で痛みが出ないうちに治療できる

虫歯や歯周病の初期段階は自覚症状がほとんどなく、もちろん痛みもありません。そのため、自分では気が付きにくいのです。痛みが出る・自分で気付く段階は虫歯・歯周病が進行してしまってからです。
初期段階のうちに早期発見ができれば後で痛みに苦しむことはなく、治療も小さい規模ですみます。
時間とお金の節約
痛みなど症状が出てからの来院は、大なり小なり治療が必要です。複数回の来院が必要になるかもしれませんし、その分費用もかかります。
しかし、症状が出る前に定期検診を受けていれば、初期段階で治療ができるため時間も費用も少なくてすみます。
全身と心の健康につながる
歯の調子が悪いと食事が進みません。すると、必要な栄養を摂取できず病気になる可能性があります。また、食事が進まないことで食の楽しみが奪われ、毎日の食事やお食事会・飲み会などもつまらないものになります。歯の健康を保つことは全身・心の健康につながります。
乳歯が生えてきたら…

赤ちゃんの歯は、生後4ヶ月から7ヶ月の間に生え始めます。まだ歯の生えはじめのお子さんの場合、虫歯にもなっていませんので歯医者さんに行く必要ないと思われるかもしれません。
しかし、近年では歯医者さんは「虫歯になる前、予防のために行くところ」という習慣が広がりつつあります。
乳歯を守ることで後に生えてくる永久歯を守る
乳歯は永久歯に比べてやわらかく歯の表面も粗いので虫歯になりやすい上、進行速度も速いです。そのため、定期検診でなるべく初期段階のうちに虫歯を発見・治療しておきたいものです。
乳歯はやがて永久歯に生え変わります。しかし、適切な時期よりも早く乳歯を失ってしまうと隣の乳歯が隙間に移動し、後で生えてくる永久歯の生える場所がなくなってしまいます。そうなると、永久歯の生え方や歯並びに悪影響を及ぼします。
子供の頃の予防歯科の習慣が大人になっても続く
子供の頃、定期的に検診を受ける習慣があると、大人になってもその習慣が続きやすくなります。小さい頃の習慣づくりが大切です。