根管治療ROOT
根管治療とは

進行した虫歯や歯の亀裂、外傷を原因に、炎症や感染を起こしてしまった歯髄(歯の根)を取り除く治療です。
歯髄を除去した後は、再感染を防ぐために根管内を清掃し詰め物をします。
過去に根管治療を行った部分が、再感染を起こした場合にも根管治療を行います。
根管治療が必要となる場合
神経まで達した虫歯
ずきずきとした痛みを感じることもありますが、神経が壊死する状態まで達していると痛みはなくなります。
痛みがなかったとしても状態は悪化しています。放置すれば根管に細菌が侵入し、周囲が炎症を起こすことがあるので、根管治療が必要です。
根の先に病巣があるとき
一度、根管治療をした部分が再発を起こした状態です。根管治療は非常に難しい治療で、治療が終わってから数年、数十年後に再感染が起きることが稀にあります。
噛むと違和感があったり、歯ぐき(歯肉)が腫れたりすることがありますが、自覚症状がないことが多いです。
治療の流れ
STEP1. 歯髄(歯の根)の除去

虫歯や被せ物がある場合にはそれらを除去した後、感染をおこしている歯髄(歯の根)を取り除きます。
再発を防ぐためには、この段階で丁寧に慎重な処置が必須です。
STEP2. 薬液による洗浄

歯髄を取り除いた部分の長さを測り、そこに薬液を入れてきれいに洗浄します。
洗浄後は数日間おく必要があるので、ゴミが入らないように仮の蓋をしておきます。
もし状態が悪い場合には、この洗浄の段階を何度か繰り返します。
STEP3. 歯髄が除かれた部分に薬を詰める

根の中がきれいになったら、除かれた部分に薬で詰め物をします。最後にレントゲン写真を撮影して、根管治療は終了です。
その後は、被せ物をつけるために土台をつくっていきます。